油紙佃煮シリーズパッケージ

長年、尾道の地で佃煮づくりを続けてこられた老舗佃煮・昆布製造会社様からのご依頼です。
商品の持つ昔ながらの味わいと、素材への誠実さをまっすぐに伝えることをテーマに、かつて使用されていた油紙包みのイメージを大切にしながらデザインを行いました。
「昔ながら」「高級感」といったキーワードを軸に、筆文字の表現やラベルの素材感にこだわり、商品の背景や佇まいが自然と伝わるパッケージをご提案しています。
油紙は、かつて家庭や贈答の場で親しまれてきた、日本人の記憶に残る包材です。
その風合いを活かすことで、懐かしさや温もりを感じさせながらも、現代の暮らしの中で手に取りたくなる佇まいを目指しました。
商品名はすべて筆文字による手書き表現とし、約50種類以上を一点一点書き起こしています。
あえて均一化せず、文字の揺らぎや表情を残すことで、職人の手仕事や食の温度感を表現し、シリーズ全体にオリジナリティーを持たせました。
装飾を抑えたシンプルな構成とすることで、商品そのものの存在感と、長く愛されてきた味への信頼感が自然と伝わるデザインに仕上げています。
日常の食卓にも、ちょっとした贈り物にも馴染むこと。
地域に根ざした食品としての背景と、変わらない美味しさを静かに語るパッケージを目指しました。